智子の搭乗紀行・時々ホテルに美味しいもの

シンガポール航空大好きです!

「リー・クアンユー回顧録」/SQ愛が高じて、創立の父の著書を読む

SQ愛が高じ(拗れて?)、シンガポールの建国の父、延いてはSQ創立の父・リー・クアンユー先生のことが知りたくなり、先生の回顧録を読みました。

 

 

シンガポールの歴史

1819年 イギリス人ラッフルズ卿 シンガポール上陸

      以後、イギリスの植民地支配

1941~45年 日本占領

1955年 リー・クアンユー先生 初当選

1959年 リー・クアンユー先生   シンガポール自治州の初代首相

1963年 マレーシア連邦結成

1965年 シンガポール   マレーシアから独立

1990年 リー・クアンユー先生 首相辞任

2015年 リー・クアンユー先生死去 91歳

 

 

リー・クアンユー回顧録」 

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上下巻、併せて約1100頁の大作

残念ながら絶版で、図書館で借りました。

 

上巻は、先生の青年時代から、政党をつくり、首相になられ

シンガポールがマレーシアから独立するまで

 

下巻は、現在の経済発展までを、対マレーシアや対日本など項目別に展開

 

お恥ずかしい話ですが、智子、シンガポールはマレーシアから追い出されて独立したことを知りませんでした。。。 

追い出された時は、リー・クアンユー先生は、マレー連邦に留まりたかったので、思わず嗚咽してしまったと

  

リー・クアンユー先生、シンガポールには資源も水も国土もなく、マレーシアという後背地も失いながらも、ホント、よくぞここまで経済発展させたなぁ、と感嘆せざるを得ません。

 

明るい北朝鮮なんて揶揄されることもありますが

完全な民主主義が働くには国民に一定の教養が必要というお考えの下、経済発展を優先させてのことと、納得させられてしまう智子もいました。

人間は所詮は弱い生き物、衣食足りて礼節を知るのかなぁなんて

危うい考えですが(>_<)

 

でもやはり先生の胆力、先見性、実行力は素晴らしいです。

これをもってすれば、如何なる難局も乗り越えられるのではないかと勇気付けられます。

特に下巻は、若い方々、公僕を目指そうという方に読んでいただきたい。

 

現政治家の先生方にも読んでいただきたい。

リー・クアンユー先生の見識の深さには頭が下がります。

靖国神社や日本の宗教観までよく御存じで、また、日本人の性質(普段は礼儀正しいけれども、追いつめられると獰猛になる)もよく理解されていて

二世ばかりの、漢字も読み間違えてしまう(笑)日本の政治家にこれだけの見識がある方がおられるでしょうか。

 

ポイ捨てしたら罰金は、日本軍の置き土産

日本占領下、刑罰が治安を維持していたので、それに習ってとのこと

いいんだか悪いんだか、、、日本人としてちょっと恥ずかしいですね(>_<)

 

もちろん、日本だけでなく、隣国東南アジアや中国、アメリカ、イギリスまでホントによく御存じ

大変、近代史の勉強になりました。

 

リー・クアンユー先生 、 日本にもこんな政治家現れないかな

司馬遼太郎先生が「幕末には人物が綺羅星のごとく出た」とおっしゃっていました。

かなりヤバい国難に人物が出るのかなぁ

そうすると、人物が出ない今の日本は、まだ大丈夫なのかしら?なんて思いたい智子でありました。

 

 

あとがき

飛行機大好き紀行をご覧いただき、誠にありがちょございますっ

  

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SQ(SIA)が誕生しました!

この件に来た時、ちよつと手が震えた智子(笑)

 

国営企業だけど、損失を出したら即閉鎖、流石でございます。

JALもこれくらいの危機感があれば経営破綻しなかったのでは。。。

 

シンガポールは、淡路島ほどしかない、資源もない小さな国

小さな国シンガポールが発展するには多くの有益な方々に来ていただかなくてはいけない

 

そうした切実な状況が、シンガポール航空の素晴らしいおサービスと美しきSQガールを生んだのだと

リー・クアンユー先生の回顧録を拝読し、そう理解を深めました。

 

素晴らしい航空会社をありがちょございます! リー・クアンユー先生!

十二分にSQの素晴らしさを楽しませていただいております。

次回搭乗では、先生の信念を噛み締めながら、更にSQガールをガン見させていただきますっ

 

何か間違ってるかも? 精進してまいりますっ

 

 

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